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『三丘パン研究会』に参加してきました。

1月14日(日曜日)、『第146回三丘パン研究会』に参加してきました。

この会は、山口大学農学部教授で、私がパン屋を始めるキッカケになった山口県産小麦粉せときららの研究者であり『小麦栽培から始めるパンづくり』の著書でもある 高橋先生と、会場の家主であり、先日パン製造販売の許可を得てパン工房『三丘パン研究会』を立ち上げられた徳永さんを中心に、13年間(14年かも?)にわたって 続けられてきた活動なのです。

麦を自ら育て、地元の燃料である薪でパンを焼く。地産地消に基づく活動に感銘を受け、私も2年ほど前から参加させてもらっています。

その様子はこちら→以前のブログ『パン研究会


この日は、老若男女 二十数名の参加でした。

パン作りが好きな方、小麦を作っておられる方、自給自足の生活に憧れておられる方、地域おこし協力隊の方。

みなさん、思い思いの材料を持って来られてたり、一次発酵のおわった生地を持ち込む常連さんもいらっしゃいます。(←私も その一人です)

みなさんが持ち寄った材料で、今日はどんなパンを焼こうかと、相談しながらのパン作りです。


この日は染色、織師のお仕事をされている方が天然の藍(藍染の藍です)の乾燥を持って来られていました。

ドライハーブに似た香り。

お茶のように お湯を注いで、飲んでみると どくだみ茶や アマチャヅルと似てる気がします。

なんだか、体に良さそうな味、、、(*´꒳`*)








ちなみにお茶の色は 藍色ではありません。













藍の葉を混ぜたパンを焼いてみることになりました。

どんな味なんでしょう?

ドキドキ💓(((o(*゚▽゚*)o)))








石窯に薪がくべられ、窯の準備ができたよ。と声をかけていただき、恒例のピザ作りです。

具材の組み合わせは、その場にあるものを使っての、インスピレーション一本勝負!!


このピザは、たぬきのおばさんコト『農家レストランたぬき』を営む 実母の作った

あんずジャムに鹿野ファームのウインナーを載せて、チーズをトッピング。スパイシーな風味が欲しかったので、クレイジーソルトをかけてみました。


甘酸っぱいあんずジャムとウインナーの塩気がいい感じです。

石窯で焼いたピザは、生地の底がカリッと香ばしくって、最高なんです。









ピザソースに 玉ねぎと木の子とウインナー、チーズを載せた、王道ピザ。

石窯の温度が高いので、窯に入れる時間は3〜5分ほど。

火の通りにくい素材はあらかじめ、炒めておいて載せます。







ご自宅で採れた紫芋を持って来られた方がいらして、そのお芋を使ったピザができました。

甘いお芋が、パリっとしたピザ生地とマッチしてます。







フライパンで焼く、サンド用のパーカーハウスというパン。

長崎の角煮まんの生地みたいな感じ。









それぞれに、お好みで具材を挟んで食べます。

その間にも、どんどん パンが焼き上がります。










ラウンド型から出てきたのは、黒ごまを混ぜ込んだ生地に餡子を巻いた、ロールあんぱん。

カリッモチッと焼けた生地と、餡子がお餅みたいです。

うずうずの見た目も かわいい!














もち麦と黒米入りのパン。

つぶつぶモチモチ。

美味しい。(*^o^*)
















サツマイモを練りこんだパン。

ずっしりと重みがあるけれど、しっとり

ふわふわの柔らかな焼き上がり。

ほんのり、焼き芋みたいな香りと味がします。









幼い兄弟が作ったあんぱん。

子どもだと侮るなかれ、小さなパン職人の

生地を捏ねる手つきはプロ並みですよ。


大きなあんぱんは、お母さんへのお土産かな?






私は、前日に仕込んだ 鹿野産のはったい粉を混ぜた生地を持っていって、ホットドッグを作りました。










戌年にちなんで、わんちゃんのお顔に

成形して、二次発酵させて

お鼻は 黒豆、お目々は黒米です。













焼き上がりに、ウインナーを挟んだら

ホットドッグの出来上がり〜。

♪(v^_^)v

先ほどの、藍を入れたパンが焼き上がりました。

みんな、けっこう 藍色(青い)パンが焼き上がることを期待してたんですけどねー。σ(^_^;)

よもぎパンみたいな味でした。

でも、食べれるくらいの藍を染色に使われるなんて素敵。きっと、体に優しい布が折りあがって、身に付けることがきっと気持ちよいのだろうなぁと思いました。



以前見た映画を思い出しました。→


この藍を持って来られた織師の方の作られる作品も、素敵なものばかり。

次回のパン研にて、その作品がビンゴゲームの景品となるらしく、ぜーーーったいgetしたいと思っています!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ



そして、この方が三丘パン研究会の釜番職人!

いつも細やかな心配りと、独自の研究で、絶妙に、最高のパンを焼いてくださいます。

恥ずかしながら、私は今回初めて知ったのですが パンを入れるたびに 釜の側面の温度を計り、データをとって 時間を考察されているそう。

職人の勘は、データと経験の蓄積。という言葉を聞いたことがあるけれど、正にそれ!

いいかげんは、良い加減。な私は、もっと、見習わなくちゃいけないなぁ。反省。。。


この日、ずっと試行錯誤しながら、やっとレシピの出来上がった『丸太食パン』を

職人に焼いて欲しくって、生地を型に入れて持ってきていました。

じっくりと、石窯で焼かれた丸太食パンの美味しかったこと!

特に、香ばしい香りと生地の旨味が凝縮した、パンの耳が美味しいと好評でした。



パン研、番外編 →


みなさん、それぞれに パン生地を仕込んで、一次発酵している最中。

「うちで採れた柚子、何かに使って!」と声をかけていただき、

「今から、パン生地を仕込んだら、間に合いそうにないなぁ」と思って、、、




そのへんにあった、バターと ショートニングに 山口県産小麦粉せときらら(強力粉です。)加えて、カードで切るように混ぜながら、柚子の皮をすりおろして加えて、

こんなもんかなーって砂糖加えて、

卵が無かったんで入れずに、ポロポロの生地を押し固めるように、型を作って、、、


柚子風味のちんすこう風クッキー?が焼き上がりました。

柚子の香りが さっぱりとして、すごく美味しかったので、もうちょいレシピを練って 定番商品としてみようかな、と思ったくらいです。




ここまでの、パン、ピザの生地は 全て

山口県産小麦粉せときららで作られたものです。

この小麦粉と出会ったことが、私が 子たぬきのパンを開業しようと思ったキッカケになりました。どんな具材とも相性良く、素材の味を生かし、その素材によってさらに美味しいパンになる小麦粉。

子たぬきのパンのある鹿野の良さを、パンで表現して、鹿野に住む方と鹿野に訪れる方、今は遠くに住んでいても鹿野を思い出してもらえるようなパンを焼きたい。それができる小麦粉が!この山口県産小麦粉せときららだと思っています。


『三丘パン研究会』は、月一回 開催されています。

ご興味のある方は、どなたでも参加できます。パンが作れなくっても、見学と食べるだけでもオッケーです。(^ω^)会費は500円です。

次回は、2月18日(日曜日)10:00〜

次回は、素敵な藍染の下駄が当たるビンゴゲーム大会をするそうなので、500円程度の景品をお持ち寄りくださいませ。












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