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いよいよ、グランドオープン!


店舗の完成から、ほんっとうに毎日バタバタと慌ただしく、あっという間に明日、

5月10日のグランドオープンになってしまいました。

機材のレイアウト、セッテング、3月のはじめに営業許可を得て、少しずつ新しい工房でのパン作りを始め、店舗販売に先行しての卸販売を開始しました。


の助成制度を利用させていただき、その目録贈呈式及び内覧会が3月23日に開催され(写真下)、その日以降はプレオープンとして、店舗での販売を開始。お誘いを受け、イベントへの出店もさせていただきました。

ちょっと長めのプレオープン期間でしたが、新しい環境にも慣れ、お客様に心を込めたパンがお届け出来る準備できたと思っています。


以下は、目録贈呈式にて、スピーチした時の原稿です。実際には、2回ほどカミましたが(笑)

『皆さま、本日はこのような山の中までお越しいただき、ありがとうございます。 20年前にこの地を離れて、福岡という都会で飲食業に携わり、お客様の身体と心を満たすことを目標に食事を作ってきました。その中で思い、迷い、考え、「せときらら」という山口県産のパン用小麦粉に出会い、答えを見つけました。 美味しい水と空気、素材と資源、人との繋がり、ずっと自分が求めていたものは、全て、この何にもない山の中にあったのです。 私の作るパンは、この素晴らしい自然と人の営みのある鹿野を表現するものでありたい。この子たぬきのパンでそれを伝えていきたい。届けたいと思っています。 その私の願いを叶える背中を押してくださった「やまぐち中山間移住創業マルシェ事業」 支援チームの皆さま、また 食材を作ってくださる農家の方、パンを焼くための燃料を地産地消したいという願いを叶えくださった「さいかい産業」の古川さま、祖父の家を雰囲気そのままにパン工房にしてくださった大工さん。 たくさんの方のお力をお借りし、創業の日を迎えることができました。 鹿野に住む方々、新入りの私がまだ知らない鹿野の良さを教えてください。仲間にしてください。 これから、その仲間が 増えてくれることを祈っています。』


明日、いよいよグランドオープンですが、まだまだ完成ではなく、これから少しずつ成長できたらと思っています。

当面は、ひとりで切り盛りしていきます。

お客様にはご迷惑をおかけすることもあるかと思います。

しかし、自分で作ったものをその素材を作られた方の想いも一緒に、お客様に自分自身でお渡ししたいのです。

鹿野、お店のある渋川という地区は鳥のさえずりと川のせせらぎの聞こえる素敵な場所です。のんびりと風景や風の匂いも味わっていただけたら嬉しいです。


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