心帰る場所。
- 子たぬき しのぶ
- 2023年9月1日
- 読了時間: 2分

2022年の9月10月、毎週土曜日に山口新聞 の東流西流 というコーナーでコラムらしきものを書かせていただきました。
2ヶ月間にわたって、毎週、限られた文字数で、自分の想いや気持ちを綴ることは大変な作業でしたが、担当の新聞記者さんのおかげでやり切ることができ、自分と向き合うとても価値ある経験となりました。
有り難いことに「まとめて読みたい」とお問合せいただき、こちらに同じものを載せておきます🙇♀️
こちらの記事が最終回となります。
2ヵ月間にわたって書いた文章は、全て今回の答えに行き着くためのものだったような、、。
(写真は、石船温泉下の道路を歩いていた亀🐢を助けて、川に返してあげた時のものです)
【心帰る場所】
4年前、20年振りに故郷に戻ることには不安もありました。しかも起業だなんて。「あんな山奥でパン屋だなんて、客なんて来るわけがない、やめておいた方がいい」そんなふうに言う人も一人や二人ではありませんでした。でも私の作りたいもの、伝えたいことがにあって、ただひたすらにパンに込めてきました。パンだけでは伝え切れない想いはギャラリーの展示で。
温かく迎えくださった地域の方々のおかげで、自分らしく精一杯をこのお店で表現できることに感謝しています。
目標は『楽しく生きよう!』それは楽をすることではなく、物事を陽にとらえて過ごすこと。今後この地域に興味を持ってくれた人が「ここに住んだらあんな風に過ごせるのかな」と思って貰えるように。
迷うことも落ち込むこともあるけれど、悩みを話し、一緒に切磋琢磨できる起業仲間にも恵まれました。
できることとできないことがひとそれぞれにあっても、この町で『お互いさま』って補い合って生きていけること。いろんな生き方や考え方があっていい。町のために人があるのではなく、人がいて町が構築されていく。
その人なりの魅力を発信していく場所。私が自分を取り戻して表現できたように。
子たぬきのパンとギャラリーが、みんなの居場所になっていけば良いなと思っています。
(周南市、ベーカリー・ギャラリーオーナー うめざわしのぶ)
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