羨ましい人が多すぎる。
2022年の9月10月、毎週土曜日に山口新聞 の東流西流 というコーナーでコラムらしきものを書かせていただきました。
2ヶ月間にわたって、毎週、限られた文字数で、自分の想いや気持ちを綴ることは大変な作業でしたが、担当の新聞記者さんのおかげでやり切ることができ、自分と向き合うとても価値ある経験となりました。
有り難いことに「まとめて読みたい」とお問合せいただき、載せておきます🙇♀️
この第8回掲載分ですが、うんと濃縮させて掲載したので、こちらに原文を載せておきます🙇♀️(タイトルも違います)
本来この文章は、地域つくりの提言として書きました。都会的なこと便利なことに憧れて真似るより、本来持っている良さや弱点さえも受け入れて魅力にしてしまおうよ!って言う提言。
具体的に言っちゃうと角がたったり、誰かを否定してしまうのは嫌だなぁっと思って。自分のことに置き換えてます。
人の意見や思いを否定したり、自分のやり方だけが正しいと他の意見がある人を取り込んでいこうとする人が苦手です。いろんな人がいて、それが町で暮らしだと思うから。
でもその『否定する人』も受け入れていくことも、町を形成していくことなのかな?難しい、、悩ましい、、うーん🙄
【羨ましい人が多すぎる。】
美しい表情の人。姿勢が良くてスタイルの美しい人。服のセンスの良い人。
新しい食材や旬の食材に対して、既存の概念の捉われず、挑戦していける人。
頭が良い人。知識が多くて会話が面白い人。語彙力があって自分の気持ちを表現できる言葉を知っている人。どんな人の意見も聞き入れ自分の知識としていける人。
仕事ができる人。段取りが良くて適切に多くの作業がこなせる人。指導が上手くて適材適所の判断ができてみんなの力をまとめて仕事を進めていける人。
信頼がおけると思われている人。
収入が多い人。休暇が多くてそれを充実して過ごせる人。それを自慢げに語らない人。
憧れて、真似して、学んで、自分の実力に落とし込んでいく努力はする。
そのうちに自分の実力にできることは良いのだけど、、、
以前はサラリーマンの奥さん(ママ友)が羨ましかった。安定した夫の収入。パート収入は自分のお小遣い稼ぎ。預金通帳の残高を心配しないで済む生活。決まった入金があるなら、支出も計画的にできるじゃん✌︎('ω')✌︎子どもを塾にだって行かせてあげられる。自分の趣味に当てられるお金と時間がある。勝ち組だな。羨ましくて、妬ましかった。眩しかった。
でも、その人たちのひとりと仲良くなって、本音で話してみると、私のことが羨ましいと言う。素敵なお店を経営して、自分の作った料理で人を感動させられる。
自分には出来ないことをしていて、憧れて、眩しいと。
私は他人に 憧れて、羨んで、時には自分を下げずんで、
そして、どう頑張っても、その人にはなれないことを知る。
もし、似たものになれたとしても、そのものにはなれない、オリジナルには敵わない。
それでも、私は、私でいることに対してはプロフェッショナルなんだから、
自分が何を考え、何に悩み、何をほんとうに求めているのか?
自分と向き合って、自分を育ててあげるしかない。
自分の不甲斐なさを思い知って、消えたくなるくらいに打ちのめされて。
それでも、落ち込んでる自分さえも愛しんで、そんな自分もあって良いのだと、そっと自分を抱きしめてあげたい。
その駄目な自分を含めた『全て』が、『私自身であること』
それこそに、価値があると信じて。
わたしは『私』を生きていく。
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